暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

光る汗

2022年06月12日 | 古民家
 夕立からの夕暮れは・・・艶っぽく帳が降りて来て・・・
火照る一日をゆっくりと癒してくれる・・・。
子供の時分には気付きもしない、自然の営みは大きすぎて・・・
今では懐かしく思える・・・仕草の大切さを想う・・・。

雑木林に小高い丘・・・公園を駆けまわり、変わり映えの無い遊具で飽きるまで遊んで・・・
コロコロとこぼれる汗を・・・プルリと振りまいて、ネジが切れたように倒れて眠る顔に・・・
流れる汗と笑顔が光っている・・・。 
チクタクと、刻む時間はゆっくりと・・・クルクル回る時の流れは騒がしく・・・
快適に見える住まい方も・・・背中にはたくさんの荷物を背負っているような気がして・・・
大きな太い柱や梁は重厚に感じても・・・広がる続き間の和室に風は吹き抜けて行く・・・。
頓着無い毎日をうらやましく思うのは・・・大人と子供の違いだけでも無く・・・
流れる時間の使い方が、少しばかり違うだけで・・・気付いていた暮らしを少し取り戻す事が出来れば・・・
夕暮れの涼しさは・・・戻って来るのかも知れません。

                                                    
コメント
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