暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

庶民的

2022年06月03日 | 古民家
 風がピュルリと吹いて・・・北風が、巻き込む口笛を吹く時もあれば・・・
サラサラと上品に頬を撫でて・・・ピシりと叱るように叩きつける風も吹く・・・
どうしてそうなったのか、知る事の無い時間をずいぶん過ごして来たけれど・・・
生き延びる力を手に入れて来たように・・・風を利用して、風と共存して・・・
風と共に去って行く・・・
どこまでも追い付かれる風の便りに・・・落ち着かない暮らしは続いている様子です・・・。

板戸の生活は・・・窓を開けないと部屋の中は、そこそこ暗く・・・
朝晩の開けたてはちょっとした仕事だったと思います・・・。
古民家で見かける、広縁の長さを想えば・・・間口が広ければ10枚ほどもある雨戸を見ると・・・
うんざりするご年配方がいるかも知れません・・・。
便利道具になんでも揃っているキャンプとは違い・・・
なんでも自分で造って来た・・・日本の食生活が大きく変わり・・・
梅酒に・・・ぬか漬けの瓶やかめを見る暮らしも少なくなりました・・・。

おばあちゃんからお母さんへ・・・おかあさんから娘へ・・・
繋がれて来た文化が・・・ここで少し終わりを告げているのかも知れません・・・。
買ったほうが安いから・・・手間がかかるから、体に悪くてもおいしいくていろんな種類があるから・・・(個人的な見解です。)
家庭の味がこの先も消えて行く文化になるのは・・・
古民家と同じ様子で・・・興味が無い訳でもないけれど・・・関わるには重すぎる・・・
庶民的だった日本の文化は・・・贅沢で、もったいない暮らしになってしまったのかも知れません。
コメント
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