暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

お山

2022年05月26日 | 古民家
 変哲もない通りの脇に・・・ポテリと小さなお山に気付くと・・・
いく年過ぎたのか、雑草とは言えない雑木林に囲まれ・・・人気の無い場所を造っている・・・。
子供の遊び場や・・・夕涼みの小道、防風林の役目も与えてもらったかのように見えても・・・
その実・・・誰にも興味をもたれない、自然の姿でいられるようになると・・・
存在感無さすぎる・・・ただの小さなお山になってしまった・・・。

人が過ごした場所は・・・時間が遠ざかれば忘れられ、次の世代が見つけてくれないと・・・
ずいぶん長く佇んで・・・日の目を見るのはいつの頃か、運とタイミングにお任せされる・・・。
逃げて身を隠されて来た山奥にも・・・人の集まる場所に跡は残り、どんな暮らしをしていたのか・・・
興味深い歴史は巻き戻るけれど・・・ひっそりと暮らす、隠れるような場所の文化は歴史に埋もれてしまう・・・。

豊かな文化が自然災害の力で一瞬にして無かった事になる・・・
呆れるほどきらびやかな文明だったのに・・・未来へは伝えられなかった文化もあって・・・
少しづつ失われた歴史が解きほぐされて来てはいるけれど・・・
当時の文化を取り戻して・・・暮らしに新しく取り入れるまでにはならなくて・・・
変わり映えのしない暮らしが続いてしまうのを見ていると・・・
古民家の良さをうまく取り入れたとしても・・・ただのお山のようになってしまう事が多いような気がする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする