暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

欠ける

2022年05月10日 | 古民家
 頑固一徹・・・まじめなオヤジがいれば、飲んだくれのあやふやなオヤジもいて・・・
なんだか、どちらを向いても家を守っているのはお母さんなんだと思える家族がいたような気がする・・・。
稼いでくるのは男の人と言われ・・・働き者は女の人とも聞こえて来て・・・
どちらが欠けてもいけない暮らしが・・・なんだか幸せなんだと思う・・・。

シトシト音が聞こえて来て・・・玄関前の道路をのぞいて見れば・・・
水たまりは、飛び石のようにいくつも育って・・・
凸凹に茶色い水の中に・・・息を吹き返す小さな命もあるんだろう・・・。

田んぼに足を付ける冷たさも近くには無くて・・・裸足で泥水を蹴る事も無い綺麗な道路では・・・
不便を無くして、便利になる暮らしになればなるほど・・・小さな感動が生まれる時間を奪っている気がする・・・
平均寿命が延びたのも・・・幼い命が助かる社会になったから・・・。
それでも・・・信頼する者から命を奪われる悲しい暮らしが増えるのは・・・
大人も子供も育まれる時間の中で・・・欠けてしまった大切な不便があるのかも知れない。


コメント
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