暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

小さな文化

2022年04月27日 | 古民家
 二十年ごとに建て替える意味は・・・20年が建て替え時・・・技術の継承・・・。
古い時代の造りと・・・当時の考え方でも・・・
20年を過ぎれば葺き替え時の、茅葺屋根の造りも・・・同じような考え方なんだと思う・・・。
屋根や壁の造り・・・形状がずいぶんと変わり、使う素材も新しくなれば・・・
造り変えて行く時間も遠くなるのは致し方無く・・・
たかだか20年で建て替える住まい方は・・・庶民の中では馴染んで行かなくて・・・
伝統の造りが面倒な建物だと思われる原因なのかも知れない・・・。

社寺に見る屋根の形状は美しいけれど・・・雨漏れや修繕するには厄介なもので・・・
伝統の技術を繋げるには・・・ずいぶんと大きな荷物を背負うのかも知れない・・・
庶民の屋根・・・茅葺も、当時は安く手に入る萱に稲藁に麦藁でも・・・
今では、貴重で高価な材料になってしまい・・・
たくさんの人の手が無ければ立ち行かない・・・贅沢な屋根になってしまいました・・・。

それでもその文化を繋ぐ意味は・・・
稀にみる摩訶不思議な暮らしぶりで・・・多くの見知らぬ誰かが、褒めたたえてくれるから・・・?
小さな島の・・・小さな文化が、とても綺麗だから・・・?
自然の姿だけで無く、廻りの自然を上手にもてなす文化だから・・・?
どれも、新しい技術を褒めたたえているのではなくて・・・繋がれて来た古くからある文化の足跡と・・・
そこにしかない伝統の文化や、自然の豊かさを求めているから・・・。
だからこそ、小さくても・・・大きな声で、次の世代に伝える意味があるような気がします・・・。





コメント
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