暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

土蔵

2022年04月26日 | 古民家
 朽ちそうな土蔵を見る・・・小奇麗な土蔵を横目で見る・・・
古い町並みに・・・ドスンと現れる土蔵の並びは圧巻で・・・手入れがなされて当時をしのばせるけれど・・・
大きな通りから外れた・・・名も無い道の、母屋の影に見かける小さな土蔵は・・・
所在なさげに悲しそうに・・・板金の波板に囲まれ・・・
瓦の屋根は、錆びた板金の屋根が残されて・・・当時を感じられない姿に変わり果てている・・・。

金食い虫の厄介な存在も・・・貴重品を守る壮大な役割を持って生まれたけれど・・・
世代が変わり時間が過ぎれば・・・漆喰壁は剥がれ落ち、瓦の屋根は波打って・・・
柱が痛めば・・・傾く土蔵の行く果ては、放置されて崩れるのを恨めしく眺めるばかり・・・。

手直しする方法があるのは・・・人の体と同じように、出来る限り早い手当てが必要で・・・
どうしようも無くなるほどの痛みが見えてくれば・・・治るまでには、時間も費用も見慣れない時間が過ぎて行きます・・・。
落着きあるカフェになってみたり・・・夏は快適な住まいと変わり果ててみたり・・・
邪魔な身なりばかりでもない、心地よい姿に変わる土蔵の良さを・・・
恨めしそうに朽ちた土蔵を見上げる人にも・・・知ってほしいと思います。


コメント
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