暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

波紋

2022年04月23日 | 古民家
 谷間を滑る・・・風が舞う・・・
暖かな風は雲をつかんで・・・冷たい風は木々を抜けて・・・
波紋を幾重にも描けば・・・水面に映る森の時間が、いつまでも変わらない豊かな暮らしを支えている・・・。

作られた森には・・・派手な風や雨が苦手なようで・・・
自然の育ちを真似て・・・ゴロゴロと人が動いても・・・
孫の代まで手を掛けなければ・・・住まい造りの木々は育たなくて・・・
待ちぼうけする森の静かな仕事に・・・派手に泳ぎまわる若い時間は待ちきれなくて・・・
同じ時計の針の動きにも・・・違和感を感じてしまうのかも・・・。

若者が町を離れ・・・山や田んぼから顔を背けて・・・
見えてるモノを見ようとしないで・・・数十年後に町に戻る若者もいて・・・
それでも、流れる川のように・・・大きな希望の姿は見えない・・・。
関係人口を増やす事も・・・企業誘致も・・・町の整備の言葉はタマムシ色に・・・
変わらない毎日を残そうと言葉遊びを並べても・・・人の流れは止まる事無く・・・
古民家が消えて行くように・・・人の成長も地域のこれからも、見通せない場所になってしまうのかも。

コメント
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