暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

知られていない

2022年04月10日 | 古民家
 残されて来たモノを大切に引き継ぐのは、とても大変でありがたいのですが・・・
お手入れや処分・・・重くのしかかる責任もあって・・・
何も無い身軽な人もいれば・・・どちらが良いかは語れないけれど・・・
ずいぶんと時間が進んで・・・社会も変化すると、考え方も変わって来るんだと思う・・・。
地域で守って来た住まいや文化が・・・見も知らぬ人達の力を借りて守られ・・・
家督として繋がれて来た仕組みが・・・空き家として邪魔者扱いされてみたり・・・。

小さな穴から覗く澄んだ目は・・・空を仰いでため息をついて・・・
数えるほどの瞬きは・・・星座もおぼろげに・・・
手に持つ写真に首をかしげている・・・。
ずっと変わらない自然の景色が、知らぬ間に消えて・・・
過ごして来た記憶が、邪魔者扱いされたみたい・・・。

ただそこで息づいた暮らしがあって・・・いつの間にか消えて、新しい時代が生まれ、また消えて行く・・・。
動物も植物も・・・次の世代に向けて種を残すように・・・
人も暮らしを残すけれど・・・
自分を傷つけ無い優しい暮らしと・・・
共存する繋がりを残して来た意味を・・・忘れているような気がする・・・。
誰もが知っているけれど、そんなに知られていない当たり前の暮らしが・・・
長く続く事が、大切なのかも知れません。



コメント
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