暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

心地よい

2022年04月03日 | 古民家
 砂場で、嫌になるほどの時間を過ごす小さな子供・・・
多分楽しくて・・・同じ砂いじりでも、少しの違いが面白くて・・・
些細な変化も楽しくて・・・永遠に続く時間があると思いながら・・・
お母さんをそっちのけで動こうとしない・・・
そんな姿を見つめていると・・・
いつの間にやら・・・コロコロした瞼は細く、心地よい夢の中・・・。

伝統技術とかしこまってみても・・・同じ作業をいつまでも続ける技術を、身につけられるか・・・
呆れるほどの時間の中で・・・どれほど正確に仕上げられるか・・・
情報や仕組みは頭で理解出来ても・・・手を操る正確さは、長い年月からの頂きもので・・・
5年・・・10年過ごしても、赤ん坊扱いされる世界・・・。

古民家の暮らしが遠い存在になって・・・牛や馬、土間や囲炉裏の暮らしは必要が無いけれど・・・
長い時間の流れの中と・・・永遠に続く自然の暮らしの中では、たぶん必要なんだと思う・・・。
素晴らしい技術や発見のおかげで・・・快適な暮らしは手にしても・・・
永遠の流れは手に入らない、か細い社会に・・・
心地よい夢の中で気付く・・・少しばかりの時間が必要なのかも知れない。


コメント
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