暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

見失う

2022年03月31日 | 古民家
 口の廻りがだらしなく・・・両手で口に運ぶ楽しさを、大人が知らない満足げな顔は・・・
これ以上ないほどの笑顔で膨れて・・・どんな頑固おやじも笑顔になる仕草なんだと思う・・・。
みっともないと𠮟りつける景色を見るけれど・・・遊びに悪戯、汚すのが仕事の子供の世界は・・・
大人の基準では測れない時間が流れていて・・・小さな自分も通り過ぎて来ただらしなさを許せない、心の余裕を・・・
見失ってしまう暮らしが・・・そこかしこに転がっているのかも知れません・・・。

土を育てて住まいの壁を造るには・・・竹に麻、棕櫚などを使って強度を出します・・・。
庭に穴を掘っての土造り・・・大人も子供も足を絡ませて・・・
自然の力が大きく関われば・・・粘り強い土に育って行く・・・
もし、改修工事を行う時も・・・崩した土を水に漬けておけば、また土造りの材料へ戻って行きます・・・。

巡り巡るのが自然の流れと気付くまでに・・・大きな過ちを何度も繰り返して・・・
変えづらい世の中に・・・薄っすらと霞がかかる気がする・・・。
迷子になれば気も動転して・・・正しい判断が出来ないように・・・
見失ってしまったわがままな暮らしが・・・いつの間にやら育ってしまったのかも・・・。
素直になれない大人の弱さは・・・遠い記憶に向き合えないでいるらしく・・・
素直な強さを持てる・・・大きなゆとりの大人になれたらと、想います。


コメント
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