暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

単純な

2022年03月22日 | 古民家
 子供の声が聞こえない公園が増えて・・・
お家の前に・・・箒を手にするおじいさんと声を掛け合う朝も無く・・・
キンと触れ合う牛乳瓶を・・・黄色の箱から取り出すお手伝いも与えられない・・・。
小奇麗に整えられた暮らしは静かに流れ・・・たゆたう毎日にも心穏やかでいられる・・・。

柴刈りに・・・まき割り・・・
昔話しの暮らしで、山の景色が変わる時代もあって・・・山の木がたくさんいじめられて再生して・・・
人の暮らしがお邪魔な事は理解していても・・・広がる世界に止まる様子は見れなく・・・
オオカミ少年の様に、なんども・・・何度も同じ言葉を繰り返しつぶやいている・・・。

生まれた場所で育ち・・・温められた暮らしは、地域を育て・・・
変化は少なくても、一期一会の繰り返しで、人も守られて来たのに・・・
穏やか過ぎる地域には・・・カラリと空き家も、凍えた心も増えてしまう・・・。
モノを造り・育てる、単純で複雑な手仕事が・・・簡単に投げ出されるけれど、とても大切な技術だと気付く・・・
未来があるけれど・・・苦労も多い昔話しの暮らし方は・・・
育てる苦しさと、収穫の感動で・・・
単純すぎる毎日のしつらいの中で、育まれて行くのかも知れない。





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