暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

まわり道

2022年03月20日 | 古民家
 寒くて暑い・・・一喜一憂、毎日の中に・・・人の暮らしは自然の移ろいと交差しながら・・・
朝夕の空を見上げて心細くなる日々は・・・遠い時代の名残になってしまった・・・。
肌では敏感に感じられない儚い温度差で・・・自然の災害は見知らぬ間に近づいて来る・・・。
大切な実りも・・・蓄えた暮らしも、一瞬に消えてしまう悲しさが、振り向けば後ろにいるのかも・・・。

土造りが大切な農家のお仕事・・・農薬や化学肥料に頼れば、力強い成長は続かなくて・・・
小さな生き物が息づく土から、自然の力にも負けない作物が生まれるように・・・
住い造りにも・・・まわり道のような手仕事を繰り返せば、自然の力を頂いて元気な住まいの育ちになる・・・。

手にする事も出来ない高価な薬や、自分の力ではどうしようもない病気を治す薬も・・・
時には必要な時があったとしても・・・自然の中から頂いた魔法の力が隠れているのを知っていて・・・
いつの間にか、腰を据えてまわり道する時間を、ないがしろにしているような気がする・・・。
地道で下らない繰り返しが、自然の力の成り立ちなら・・・
人の暮らしにも、自然と共存出来るくらい、ゆっくり廻って考えてみても良いと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする