暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

生まれる

2022年03月19日 | 古民家
 殺風景だった山にも・・・見渡す限り薄茶色だった田んぼにも・・・
とつとつと、若さが生まれ・・・息を吹き返した風が降りて来るようで・・・
実りの秋とは違う・・・命を生む大切な季節には、どんなぶっちょう面でも緩んでしまう不思議がある・・・。

森の木々の伐採は・・・木が休んでいる冬に行い、時間を掛けて自然乾燥出来ると・・・
ずっと暮らしを守る健康的な木材になって・・・
次の世代を守る若い苗は・・・この先に待つ春や夏に向かって元気を蓄えて行く・・・。
艶のある白木の柱や床材に触れる住まい造りは少なく・・・鉋を引いた艶を感じる事も無く・・・
長い年月住み継がれる造りがどんな仕上がりなのかを・・・経験する事も無い・・・
さみしく悲しい住処に育てば・・・繋いで行く伝統のお話をしても、某有名大学の教授の講習くらい、理解出来ないんだと思う・・・。(個人的な見解です。)

命が生まれる大切さと同じくらい・・・命を育て、守って行く大切さもあれば・・・
命とは何なのか?を・・・理解してもらう時間も大切です・・・。
人の暮らしの・・・他愛なく始まる同じ事の繰り返しを、わずかに変化する伝統技術の違いのように感じて・・・
どんな些細な毎日にも・・・昨日とは違う大切さを見つける感性を育てる・・・
それには・・・特別でも無い春の訪れに想う、自然の殺風景に感動してしまう暮らし向きになれば、良いのかな・・・と思います。






コメント
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