暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

集う

2022年03月18日 | 古民家
 人が集まれば・・・煮物や炒め物、手作りのお惣菜を用意して・・・
みんなで食材や、手料理を持ち寄って・・・家族に親戚、近所のおじさんにおばさん・・・
子供達も寄り集まって・・・なんて事の無いご近所さんが始まる・・・。
窓を開ければ、目の前がお隣さんは・・・今でも変わらない場所も作られているけれど・・・
そこで交わす言葉のある無しが・・・人の集まる場所になるか、そうでないかを決めている・・・。

子供が少なくなれば・・・兄弟も少なくなって、人の集まる時間も造れずに・・・。
家族が世界に広がれば・・・みんなが集う時間も取れなくなって・・・
地域に物語が生まれなくなってしまう・・・。
普請が生まれた訳は・・・自然相手の暮らしに、一人で向かい合うには大きすぎる相手・・・
だからみんなで手を結んで、四季で変化する暮らしの中に・・・結いの想いを繋げて行ったんだと思う・・・。

貴重な木材をたくさん使った、大切な住まいを・・・末永く守り続ける結いの考え方は・・・
暮らしを温める家族がいるだけでは繋げられなくて・・・見守る地域だけが残っても守られない・・・
でも、少なくなって来た人の集まりや、その想いを元に戻すのも難しくて・・・
家族が伝え繋げられなくても・・・誰かは知らないけれど、次の世代に想いを伝える伝統を想う人や地域を育てる・・・
そんな、ぜんぜん新しい仕組み作りが・・・育てられたら良いな、と思います。





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