暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

毎日の

2022年03月06日 | 古民家
 雲の模様が変わる時・・・風の香りが歌い始めて・・・
あちらこちらで踊りだす景色を眺めていると・・・いつの間にやら季節に背を押され・・・
暖かな道を歩き始める・・・
ひいおばあちゃんやひいおじいちゃんが歩いた道と同じなのかは解らないけれど・・・
お父さんやお母さんが暮らした季節と同じなのかは覚えていないけど・・・
変わらず巡る時間は・・・心地よく心を包んでくれていると思う・・・。

雪深い場所では・・・冬の間、遠くへ出掛けるの事も叶わず・・・
畑仕事も出来ず・・・先人から受け継いだ、巣ごもりの暮らしを繰り返し・・・
雪国の伝統文化を残して、繋いで来ました・・・。
限界集落と言われる過疎の町は・・・雪深い訳でも無いけれど、巣ごもりの暮らしとなって・・・
この先、消滅してしまう町かも知れないけれど・・・誰もが見ていそうで、見ていない遠い世界のどこかだと信じている・・・。

立派な住まいを建てても・・・
環境にやさしい住まいを残しても・・・
住む場所が疲弊して・・・取り残されてしまえば、住処だけが残されて暮らしは残らなくて・・・
たくさんの人が集まる場所が残っても・・・田畑や森や海で暮らす人が少なくなれば・・・
暮らしの欠けた場所から・・・ガサガサと靄がかかり始めるような気がして・・・
変わらないと思っていた毎日を失う理由は・・・毎日の繰り返しの中に答えがあるのかも知れない。

コメント
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