暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

戸惑い

2022年02月27日 | 古民家
 芽吹き時が始まると・・・あちこちガタガタと、音を立てて来た体の節々が緩んで来て・・・
空の香りも・・・雲の音も色めき立って、風が躍るように春を運んで来る・・・
か細くささやく言葉のやり取りから、はしゃいだ声に変わる森のざわめきも・・・
1年に1ミリほどの成長にもどかしさを感じながら・・・
森の木々達は・・・力を内に秘めて、もう少し先に待つ暖かな季節を待っている・・・。

厳しい環境に・・・森を守り育てる人達の力が良材を育て・・・
真っすぐ育ち、住まい造り使われる柱や梁が出来上がる・・・
人の手が入らず・・・自然に育つ木々は、地域で変わり・・・
人が守り育てる森とは違う・・・手つかずの森は、環境に左右されてしまう・・・。

冬の色は氷の色・・・夏の色はおひさまの色・・・
様変わりする色の変化に、自然の色は追いつかず・・・
様変わりしても人が気付かないほど変化は、忍び足で近づいて・・・
大きな変化に追いつけない森は・・・戸惑いを隠せないように顔色をあたふたと・・・戸惑いを隠せなくなってしまう。



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