暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

呼吸

2022年02月22日 | 古民家
 木は呼吸をしています・・・土も呼吸をしています・・・
石は呼吸していなくても、何かと丈夫で・・・長い間力持ちです・・・。
暮らしの中に呼吸は大切で・・・天気の良い日、窓を開けて風を通して深呼吸・・・
木で造られた住まいには必要な毎日の仕草で・・・住む人にも欠かせない、暮らしのやり取りです・・・。

ホツホツと湯気が立つ台所・・・川の字で並んだ布団が転がり・・・
人の暮らしにさまようたくさんの空気は・・・香りも湿気も煙も漂って・・・
寒さに暑さに、雨や風にさらされる自然から・・・家族を守る大切な住処を心地よくしてくれて・・・
身近にあるモノで住まいが造られて来たのは・・・身近な人達でお手入れが出来るように・・・
身近で採れる素材で、すぐにお手入れが出来るように造られて来ました・・・。

伝統の技術が必要な手仕事もあれば・・・力を合わせないと造れない手仕事もあって・・・
地域で守る住まい造りがあるから・・・地域が元気で豊かな場所になったんだと思います・・・。
箱だけ作って住むだけでは・・・風が抜けない静かな地域になってしまい・・・
住み継がれる住処も守れなくなると・・・人の住まない箱だけが残ってしまう・・・。
大きく息を吸い込み、呼吸する住まい造りが・・・人も地域も元気にするのかも知れません。


コメント
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