暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

歩み

2022年02月18日 | 古民家
 元気いっぱいに駆け回る時・・・小走りで一生懸命な時・・・
早歩きで、じっくりと考える時・・・ゆっくり歩きながら廻りを見つめる時・・・
じっくり立ち止まり、大きくうなずく時・・・。
説明されてみても・・・諭されてみても、自分で歩かないと解らない事ばかりで・・・
一周廻ってみても、結局もとに通り・・・ややもすると後戻りしてしまう・・・。

理想の住いは、3回携わらないと・・・完成しないと言われていて・・・
そうは言いながら・・・3回目もしっくりこない時もあるようで・・・
時と共に理想も変わり・・・その時の流行りにも右往左往されれば・・・
理想の住いは、いつまでたっても完成しないのかも・・・。
100年以上造り続けられているサグラダファミリアも・・・完成図は無く、あれこれと変化しながら建築は進んで・・・
その時代に関わる人によって、姿を変えながら・・・ヨチヨチと完成に近づいています・・・。

たくさんの失敗に・・・少しの成功があって・・・
たくさんの出会いと別れが時代を組み立てて来たのは・・・
あきれるくらい長い時間をかけて・・・この先の道しるべを造って来た先人がいたからかも知れません・・・
歩みを止めるわけにはいけないのか・・・立ち止まって考える時間も無いのか・・・
ガチャガチャと、理屈や言い訳ばかりが聞こえる中で・・・
シンプルな住まい方を求めて・・・古民家の暮らしが見直されるのは・・・
あるべき姿が・・・そこには見える、と想う人が多いからなのかも知れません。

コメント
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