暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

いつまでも

2022年02月16日 | 古民家
 ガタゴトと積まれた石垣を・・・後先考えず登る子供の姿・・・
途中で恐ろしくなって・・・
滑り落ちて・・・
蛇が出て来て・・・
手で積まれた石の大きさの、ちぐはぐな石垣を・・・あまり見かける事も無くなって・・・
危ないとか・・・汚いとか言われる姿でも、日本の原風景に浮かんでくる大切な姿かもしれない・・・。

野面積みは・・・自然の石をそのまま利用して組まれる石垣です・・・。
いくつもある石垣の積み方の一つで・・・お城の石垣で見ることは出来て・・・
古民家の住まいでも・・・道から少し上がった造りの大きなお屋敷の石垣でも見る事は出来ますが・・・
安全上の基準などで、コンクリートで石を固めるか・・・鉄筋コンクリートの壁のような擁壁が並ぶ景色が増えて・・・
日本の町並みらしさを感じられる風景とは・・・ずいぶんと変わってしまったように思えます・・・。

どれだけの時間が流れたのか・・・目を閉じて眠りについて・・・
ふと、目覚めても・・・同じ景色が飛び込んでくる・・・。
それを悲しいと思うのか・・・つまらないと思うのか・・・安心するのか・・・
変わらない出来事を守るのが伝統と思っても・・・時間が流れれば変化して・・・
それでも文化は残り・・・残そうと想う心が、いつまでも変わらない景色を見てみたいと、思わせるのかも知れません。




コメント
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