暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

その場所

2022年02月13日 | 古民家
 白壁の町を歩く・・・レンガ造りの町を歩く・・・大谷石造りの町を歩く・・・
その場所で採れる素材が町を彩り・・・独自の文化を育て、その場所にしかない世界が造られる・・・
方言を聞くと生まれた場所が、体を包むように・・・
町並みを想い浮かべれば・・・心はもう町を歩いている・・・。

住い造りに使われて来た素材を見ると・・・
技術のカタチを見ると・・・
いつ頃の時代なのか・・・どの国の影響を受けたのか・・・どんな道具が使われたのか・・・
その時代に暮らして来た人の想いを見る事が出来る・・・。

無駄なモノ・・・自然なモノ・・・手間がかかると思うモノが少しづつ忘れ去られてしまって・・・
造る過程が省かれて・・・そそくさと手に入れる方法に目を奪われてしまう・・・。
手仕事のアンバランスな姿が美しいと・・・あいまいで不確かな中にバランスが取れる世界もあるようで・・・
手仕事が造り・・・民藝の中で育つ暮らしに、やっぱり美しいと思える住まい造りを感じ、体が包まれるような気がします。


コメント
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