暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2022年01月22日 | 古民家
 小さな駅舎の狭いホームで・・・別れの手を振る姿はドラマみたいに・・・
声を掛ければ、都会暮らしに不慣れな人ばかりの街で・・・
仕事を頼りに電車に乗った時代とは違い・・・それぞれの上京が、今でも繰り返されています・・・。

地産地消の暮らしが崩れて・・・地域の元気がなくなると、仕事を外に求めて・・・
家族があちらこちらへと動きまわり・・・住み継がれて来た住まいには、空っぽの部屋がいくつも生まれて行く・・・
教科書やポスター・・・小さな頃に集めたガラクタに、聞いていたレコードやカセットテープ・・・
いくつもの跡や影は浮かび上がっても、この先を過ごす主は戻ること無く・・・
新しい時間も流れる様子は見えてこない・・・

その場所に何があったのか・・・前の通りを何気なく歩いている内は思い出せたのに・・・
無くなって・・・新しいビルでも建つようだと、その影は思い出せもせず・・・
数年もすると・・・その時間が日常になってしまう・・・。
そんな夢を見ないように・・・地域を囲む元気な人も会社も家族も・・・
暮らして来た田舎が素敵なんだと言える住まい造りが、必要なんだと思います。




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