暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

消さない

2022年01月20日 | 古民家
 川の水の冷たさを知る由も無く・・・井戸水の冷たさをありがたく感じる暮らしも無く・・・
自然の厳しさに向き合う時間が持てなくなると・・・
冬空も夏空も・・・うわの空で見上げる悲しみに気付かないでいるのかも・・・

台風が通り過ぎる町では・・・瓦屋根の瓦は漆喰で固められて、建物も低く・・・
家の廻りには、防風林のや塀を築いて・・・風から建物を守る工夫をしています・・・。
一晩で、深い雪景色を見せてくれる町には・・・急勾配の屋根の造りや、床下を通る風を、調整する造りになっています・・・。
高い技術を持つには・・・たくさんの知識と経験を残して、その先にまた新しい技術を加えながら繋いで行ける環境がありました・・・。

子供に家を継いでもらうのが当たり前な世界で・・・家族の歴史を残す事に家の価値を見出して来たけれど・・・
住いも離れ・・・子供も離れ、地域も広がってしまえば・・・
守るべき暮らしは・・・遠く見えなくなってしまいます・・・。
地域に残る文化の中で大切なのは、人との関わりがあり・・・地域に残る関りを消さず、魅力的な笑顔を忘れないことのような気がします。




コメント
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