暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

世界

2021年12月29日 | 古民家
 氷の冷たさを感じる思い出は・・・ヒリヒリに冷えたカルピスの甘さ・・・
かじかんだ手になるのは・・・ワサッとすくい上げる綿雪の細かさで・・・
調子に乗れば、あっという間に指先は固まり・・・真っ赤な指は、痛痒い目にあってしまう・・・。
帽子をかぶった屋根が連なる白い風景は・・・いつ見ても静かな世界を造ってくれて・・・
いつの間にかはしゃぐ子供の声も、車の音も・・・深い粉雪の中に埋もれ・・・
耳をふさいでポカンとする、拍子抜けの顔みたいに・・・黒と白の世界に包まれて行く・・・。

茅葺屋根には雪がよく似合い・・・モコリと真綿の様子が川や山に映って・・・
自然の姿は、暮らしが造り・・・人の営みに景色が彩られています・・・。
見渡す限りの雪景色や稲穂の広がりに・・・自然の恩恵が感じられる暮らしがあります・・・。

似合う景色は・・・ポカリと暖かい場所も・・・キンと寒い場所も・・・
繋がれてきた文化が目に浮かんで・・・そこで暮らす人の顔がすれ違い・・・
大切に思い、寄り添う気持ちが・・・その先も残されて行くんだと思います。



コメント
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