暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

適正な

2021年12月06日 | 古民家
   ふらりと見上げて・・・ゆるりと足元に落として・・・
見つめられている気がして気にしてみれば・・・あちらこちらに黒い目が散らばっている・・・
体裁の良い材を使えば良いのだけれど・・・おりこうさんばかりでは身が持たなくて・・・
節のある木材ばかりを使う思いやりの暮らしがある・・・

山を育てるには・・・残される木と間引かれる木があって・・・
残される木々は枝打ちがされ・・・良質な柱材や節の無い板材に育てられて行きます・・・。
次の世代に必要な木々・・・50年・60年育てられても、原木の取引価格は年々下がって来ました・・・。
国の補助金が無ければ成り立たない事業に、この所の輸入木材価格高騰が、国産材の価格を押し上げて・・・
なんだか、適正価格に近づく、うれしい?流れになっています・・・。

高価で貴重な木材は大切に扱われ・・・移築や手間のかかる再生を当たり前のように繰り返してきた古民家の住まい・・・
古材を保管しておいて・・・小屋や納屋を組み立てる材に使いまわす・・・
家の前に育つ木々を伐採して・・・子供や孫の代に使えるように管理する・・・
使い続け・・・繋ぎ残して行くのは、木々だけでは無く・・・
もったいないの心や・・・自然から頂いた暮らしの大切さを繋ぐ意味があるんだと思います。
コメント
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