暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

かなわない

2021年12月05日 | 古民家
 ポヨンと開く・・・丸い傘の姿に、水玉柄や赤に黄色・・・
自然の美しさに理由はあるのか・・・遠くからでも見つけてもらえるには都合が良くても・・・
かくれんぼするには派手過ぎて・・・どうしてこんな色に育ってしまったのだろうか・・・
花やキノコ・・・植物たちには、どこまでもかなわない自然の不思議があります・・・。

季節の恵みは命がけ・・・
自然の中に包み込まれた暮らしで手にした植物の力は・・・
受け継がれて来た教えに、傷や病気を癒やされ・・・
毎日の食の中にも欠かせない・・・食材や道具に使われています・・・。
医療が進んだ社会でも見つけられない貴重な植物の力を・・・文明社会とは違う人達が育てて来ました・・・。

無垢の床材は・・・少し傷が付いて凹んでも、水を馴染ませ少し様子を見れば・・・
ポコリと膨らんで、傷は目立たなくなります・・・。(限度はありますが・・・)
貼り合わせ、加工された材料ではそうもいかず・・・
時間と共に・・・痛み・剥がれて、ますますみすぼらしくなります・・・。
無垢の材は・・・使いすぎれば野暮ったくなりますが、適度に使えば心地よく、傷は暮らしの想い出になります・・・
派手さは無くても・・・飽きの来ない、流行に左右されない素材で・・・
目立たない中に・・・大きな力を持っています・・・。
自然の不思議を暮らしの中に取り入れた住まい・・・
古民家の良さは・・・自然の教えの中にあるように思えます。


コメント
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