暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

太陽

2021年12月04日 | 古民家
 夕焼けと朝焼け・・・
ぜんぜん反対の素顔でも・・・眠ったままその場所で目覚めたら・・・
朝なのか夕方なのか解らないかも知れない・・・
でも、これから感じる時間の流れは・・・目覚めるのか瞼を閉じるのか、肌に触れる空気が教えてくれる・・・。

その日の天候や季節の違いで・・・同じものを変わらず育て・造っていても・・・
少しづつ作業を変えながら、良いモノを造り上げるのが、伝統の技で・・・
体で覚える意味は、そんな所にも影響して・・・言葉では伝わらない感覚が時間を掛けて体に沁みて行きます・・・。
すぐに成果を出そうとしないで・・・一度や二度の失敗や間違いは、長い経験を体が受け入れる良い失敗です・・・。

お寺に並ぶお釈迦さまの顔・・・どれだけ数が揃って並んでいても・・・
同じ顔は無くて・・・どれも笑って泣いて、見る人によっても彫り上げる人によっても、心を映す鏡のようです・・・。
古民家に同じ暮らしは無いように・・・家族で繋いで来た伝統が、その住処の味になり家庭や地域の味になる・・・
朝には朝の・・・夕方には夕方の空気をまとって・・・
太陽は駆け足で過ぎて行く毎日が、とても大切だと思う時です。


コメント
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