暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

重い

2021年10月07日 | 古民家
 まんまる石を持ち上げる力比べ・・・ずいぶん昔は占いから始まり、娯楽に変わって来たみたいで・・・
そんなに大きな石でも無いと見た目に騙されますが・・・ひと抱えるくらいの石になれば・・・
100kgくらいにはなるようで・・・小さくてもなかなか油断ならないものです・・・。

木材も・・・種類によりますが、20cmの丸太で1mの長さもあれば・・・
30kgの重さにはなるそうなので・・・
密度のある硬い木では・・・大人でも、持ち上げるのは一苦労だったと思います・・・。
山の中で伐採される、枝葉を伸ばして見上げるような原木の重さは・・・1tを越える重さです・・・。
石にしろ、木材にしても・・・人の手で掘り出したり、切り出す作業はとても大変な作業だったと思います・・・。

人の手で時間を掛けて来た作業が・・・機械や道具が整備されて、安定して大量に作られ、遠くに運ばれるようになりましたが・・・
立ち止まる事の出来ない時間の流れを作ってしまい・・・少しの余裕やズレも許されないような暮らしになっているような気がします・・・。
土蔵の上にグルリと横たわる・・・大きくて立派な棟梁は・・・
30cmも40cmも超える太さに・・・長さは10mはゆうにある長さで・・・
建築当時・・・人の手だけで、どうやって上まで上げたのか不思議なくらいです・・・。
自然の雄大やさ力は普段の暮らしに中で感じますが・・・
人の知恵や工夫にも驚かされる時間はいくつもあって・・・
便利さの備わっていない時代の人の手にも、大きな不思議を感じると・・・。
暮らしの中で変えられる工夫や知恵は・・・たくさんあるような気がします。




コメント
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