暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

色艶

2021年10月04日 | 古民家
 寝ぼけ眼で信号待ちをして・・・聞きなれない音に頭が目を覚ますと・・・
目の前を、自分と同い年くらいの旧車が流れて行く・・・
アナログな排気音と・・・やけに色っぽい後ろ姿に目を細くすると・・・
体に悪いジャンクフードが、どうしても食べたくなる時と同じくらい・・・
ドロドロと・・・燃費の悪そうなガソリン車を、運転したくなる気分になる・・・。
歴史の中に埋もれそうな、古い時間は・・・
全部が好き勝手で・・・そこそこ艶っぽかった気がする・・・。

おばあちゃんの知恵も・・・科学の力の前では、迷信になる時もあれば・・・
昨日宣言していた、お偉い方々の見解が・・・
2週間後には、まるで別人のような展開になってしまい・・・。
自分の暮らしの中に・・・茅葺の屋根の、囲炉裏暮らしが復活するとは思ってもみなかったのに・・・
形を変えて・・・今風になって、復活させようなんて酔狂な事を思うなんて考えられなかった・・・
土壁に畳の部屋が・・・なんとも居心地が良く、やっぱり日本人は和室が良いのだと・・・
中途半端な西洋かぶれには、限度があるんだろうと・・・そんな風に思ってしまう・・・。

どの場所に行っても、同じ景色で・・・同じお店があるのなら、旅行に行く必要はなく・・・
どこでも口に出来る食材は・・・わざわざ遠く離れた場所に移動しなくてもよくて・・・
その場所でしか経験出来ない文化や暮らしを体験出来るから、無くしてはいけない、守るべき文化なんだと思う・・・。
浴衣や着物・・・羽織袴に憧れを持つくらい、和装は普段ではなくなり・・・
自国を思う気持ちも、薄らいでしまうのは致し方無いのかも・・・。
伝統的な街並みや・・・お祭り、地域で生まれた食の文化を見て・・・
艶っぽく・・・色気を感じられれば、その文化はかけがえのないものになるような気がします。







コメント
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