暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

意地っ張り

2021年09月29日 | 古民家
 子供の頃の記憶・・・嫌なことがあった思い出・・・
楽しくて、いつまでも笑ってしまう記憶・・・
それは、昨日食べた夕飯よりも大事で・・・一週間前に約束した予定よりも大切で・・・
何度だって、泣いたり笑ったり出来る最高の思い出だと思う・・・。
薄れる記憶や人の顔よりも・・・遠く忘れてしまいそうな思い出ほど、心に深く残って、どんなに歳を重ねても蘇って来るのは・・・
心の片隅に残って、意地でも忘れられない・・・大切な宝物なんだと思う・・・。

古い住まいは段差もあって・・・隙間風もたくさんあって・・・
住みづらく・・・体に悪くて、環境に配慮されない・・・と、悪者にされますが・・・
住み慣れた暮らしから離れることが・・・一番心の負担になると思うと・・・
自分の枕で・・・使い古したお布団で寝る心地よさに・・・
バリバリに白くて、99.9パーセント除菌された枕や布団よりも・・・
多分、熟睡しながら・・・健康的なのかもしれない・・・。

古民家の空間が、老若男女心地よいと思うのは・・・
開放的な暮らしの経験がない若者と・・・昔を懐かしがるお年寄りがいるから・・・
誰もが健康的で、長生きしたいと思い・・・
好きな暮らしを望んでも・・・いろんな事情があって、すべてには当てはまらないかもしれないけど・・・
少し不便で・・・慣れ親しみ・・・少し近くに自然を感じる暮らしが・・・
今も昔も・・・すごく良い距離間の、意地っ張りな住まい方になるような気がします。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする