暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

ホッと

2021年09月28日 | 古民家
 突然のどしゃ降りの雨に、焼けたアスファルトの香りが懐かしいのは・・・
ずいぶんと新しい暮らしの感覚で・・・
雨上がりの、土や草の香りに・・・田んぼの中を飛んできた風の香り・・・
牛や馬の、鼻をつまんでしまう香りが・・・懐かしい暮らしの中の感覚なんだと思う・・・。

自然には生まれない香りが心地よいと思う時もあるけれど・・・
どこかホッとしてしまうのは・・・自然の景色や、広がる海や空の香りだと思っても・・・
子供の頃から、ゴロゴロした街の暮らしが目に焼き付いてしまえば・・・
そこが記憶の中の、安心出来る場所やにおいになる・・・。

古民家のある日本の原風景が・・・この先どこまで残っていくのか見えてこなくて・・・
誰もが同じ香りや景色に想いを寄せなくても・・・
山や川や海から頂ける暮らしの糧は・・・どんなに遠回りしても自分の目の前に置かれているはずで・・・
理不尽な環境の変化が・・・自然に変化して来たのか、人の暮らしが邪魔をしているのか・・・
お互い様の関係は・・・少しばかり、人のわがままな様な気もします・・・。
ホッとする場所がいつまでも目の前に広がれば・・・
案外、安心出来る香りと場所と、暮らしも続くような気がします。

コメント
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