暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

積み重ねて

2021年08月26日 | 古民家
 淡くはかない色でも・・・自然に生まれた色は力強く、時間が過ぎると共に・・・
見違えるほど魅力的な姿に成長します・・・。
藍は色は・・・淡い色から、力強く濃い色まで・・・
染めの工夫で、模様が描かれ・・・落ち着きある柄から、迫力ある模様まで・・・
今ではあまり多くは見かけなく・・本当の藍染を使いこなす場面も少ないけれど・・・
藍の葉の収穫から発酵させ、藍玉(すくも)造りまで・・・
その先の藍を建てる作業も、大変な労力と時間が必要なのは・・・
一生使い続けられるモノ造りには必要で・・・大切な工程なんだと思います・・・。

簡単に手に入るモノ・・・すぐに出来上がるモノ・・・
それだけ長く使い続ける時間を持てず・・・力なく朽ちてしまう・・・。
感情的な言い方になってしまうけれど・・・愛着も育たなくなってしまいます・・・。

60年以上育て・・・1年近く乾燥させ・・・ようやく住まい造りの準備が整い・・・
その間にも、関わる職方も準備を整えて・・・自分の手仕事が次の世代に残り、恥かしくない仕事の技を残していく・・・
日本の伝統的な技には・・・どの世界にも通用する、確かな考え方がり・・・
積み重ねて来た時間には・・・いつの時代にも残る魅力があると思います。

コメント
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