暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

平等

2021年08月25日 | 古民家
 ズルズルと・・・重い扉を開ける・・・
薄い板の張られた雨戸を開けるのは一手間で・・・毎日の開けたては、心地よい広縁ほど大変な作業になり・・・
軽いアルミの雨戸や・・・シルシルと電動で登るシャッターの便利さと比べ・・・
すり減った敷居の溝を、けなげに滑る戸板の雨戸達・・・
右から左へ走らせるお母さんは、とても働き者だったと思います・・・。

女性ほど働き者だった時代は長く・・・
ライオンは・・・狩りをするもの、子育てもお母さんで・・・
お父さんがいなくては、家計のやりくりが大変だと解ってはいても・・・
朝から晩・・・夜遅くまで、コロコロと回っているのはお母さんでした・・・。

多くの輪の中で、平等が叫ばれて・・・住まい方にも敷居が低くなればと思っていましたが・・・
古民家の廻りは・・・意識が持たれながらも、狭くなる一方で・・・
威厳に風格のある佇まいでも・・・狭く、心細くても、快適で手間いらずの住まいが当たり前のように建ち続けます・・・。
50年後・・・100年後、環境に負荷のない快適な住まいはどちらか・・・?
少しづつ変えないといけない考え方が・・・対等に扱ってもらえる考え方が・・・
お母さんや古民家の暮らしにも、近づいてきてくれたら良いと・・・思います。


コメント
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