暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

まね

2021年08月23日 | 古民家
 隣の芝は青々と風に吹かれて、ひときわ美しく見えて来る・・・
同じカタチのミニカーを貰っても・・・遊び方ひとつで、何故だかお兄ちゃんのミニカーが良く見えて・・・
同じお菓子を買って貰っても・・・いつの間にか、お兄ちゃんのほうが多く残って、横目でいじけてしまい・・・
いつまでたっても母親に甘えてしまう・・・。
反対にお兄ちゃんから、うらやましく思ってもらえる様になるにはどうしたら良いのか・・・
弟の悩みはいつの時代も尽きないのかも・・・。

真似出来ない手仕事は・・・毎日繰り返す積み重ねと経験があって、初めて伝統の技になり・・・
誰もがパチリと大きな目で、その技を認めてくれます・・・。
人に見せる訳でも無い・・・かたくなに造り続けていたモノが、伝統文化として認められる事もあって・・・
芸術と伝統が入り混じる・・・不思議な感覚です・・・。

弟がお兄ちゃんの真似をしたくなるように・・・
魅力的なモノは真似され・・・広く暮らしに残されても・・・
伝統的な技術が真似されるには・・・長い時間も、事を成す力も必要です・・・。
細かな細工の建具も・・・いぶし瓦の不揃いで美しい仕上がりも・・・
経験と勘の、誰にも真似出来ない・・・唯一・一生の出来事が生み出されます・・・。
誰もがうらやましがる・・・大切な暮らしが、伝統の中にはあると思います。

追伸
(画像は、指物の技と、土壁・竹小舞の技で仕上げられた行燈です。ここまで美しく仕上げるのは難しいですが、加工部分を仕上げて組み立てと左官部分の体験が出来るワークショップを開催する方がいらっしゃいます。ご興味ある方はお声掛け下さい。失礼ながら、初めて宣伝協力させて頂きました。)



コメント
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