暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

1/f

2021年08月22日 | 古民家
 頭の上に気配を感じて見上げてみれば・・・
飛び交うトンボの群れが、夕焼け雲と並んで秋の気配・・・。
ひと夏を過ごせば・・・実りの秋がやって来て・・・
苦労も報われる喜びを感じながら・・・
これから始まる一仕事に向かい、準備に憂う人もいる・・・。

季節感のない暮らしは快適な毎日となって・・・
快適な暮らしが・・・伝統の文化を変えていきました・・・。
一握りの手中で、暮らしは足りていたのに・・・
両手でも足りなくて・・・持ちきれない暮らしの豊かさを求めて・・・
時間を追いかけて、走り続ける社会に・・・
追いつけない人の暮らしは、少しづつ増えていったような気がします・・・。

1年も時間をかけて土を発酵させて、住まいの壁に塗る・・・
60年も森のお手入れをして・・・住まいの柱に使う・・・
自然の力は、人が作れないモノを育て造ってくれます・・・。
でも、たくさんの時間が必要で・・・思い通りにはいかなくて・・・。
向き合う時間に速さは似合わず・・・一生向き合う心が必要です・・・。
古民家の住まいを見ていると・・・いくつもの流れが重なり、1/fの時間が漂っているような気がします。


コメント
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