暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

色つや

2021年08月19日 | 古民家
 街道に並ぶ軒の前には・・・道行く人を誘う、いろんな形の格子が顔を並べ・・・
細く華奢な格子や・・・太くて力強い格子に不揃いな格子・・・
その形や太さと並び方で、商いが決まっているのは・・・
効率よく解りやすい意味もあるけれど・・・
なんだか、その遊び心に粋な姿を感じてしまう・・・。

下駄に雪駄・・・草鞋にビーチサンダル、時代遅れの履物も・・・
編み方を変えてみたり・・・鼻緒の素材をこだわってみたり・・・
桐の下駄で柔らかさを感じて・・・
暮らしの中にポッと楽しみを造るうまさが、昔はあったような気がします・・・。
自分で探し、見つけて・・・造る楽しみ、喜んでもらえるおもてなしの考えです・・・。

色気がある建物を・・・ポロポロ言葉で伝えても・・・
絵にかいてはうまく表現できなくて・・・
職人さんが、何気なくかわす言葉に色つやが生まれ・・・
それが実現してカタチになる建物は・・・なんだか色気が生まれる・・・
言い表せられない伝統を継ぐ技だから生まれる・・・粋な表現が、古民家にはあるような気がします。。









コメント
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