暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

響く

2021年08月17日 | 古民家
 朝早くから、シャリシャリと響く音・・・
風物詩のように、変わらない毎日を奏でてくれる・・・
ゴロゴロと転がるゴミを集めるおじいさんの姿はあっても・・・
街並みを整える、竹箒を持ったおばあさんの姿は見えなくて・・・
所かまわずホロホロと、見知らぬゴミは増えていく・・・。

捨てるものがないほど、なんでも使い切る文化があったのは・・・
自然に囲まれた暮らしの中にいたから・・・
木も土も、布も排泄物でも・・・
貧しい暮らしだったからこそ、物を大切に扱い・・・
貴重な資源を最後まで使い切らないといけない生活があったから・・・

心や体が満足する暮らしも・・・時代によって変化して・・・
それでも少しづつ・・・崩れる自然の環境は近くに寄ってきて・・・
気付く人が少なくなれば、町はゴミで埋め尽くされて・・・
地域で守られてきた秩序は簡単に消えてしまいます・・・。
レレレのおじさんを、時代遅れのおかしな人と思うのか・・・
地域を守る大切なおじさんだと思うのか・・・
シャリシャリと響く音は・・・暮らしを奏でる優しい音です。



コメント
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