暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

体で覚える

2021年08月03日 | 古民家
 歩いて調べた訳でも無いけれど・・・日本の伝統が残る民家を調べて書き残した人がいました・・・。
地域に残る民話や昔話を聞いて廻り・・・書き残して来た人がいました・・・。
妖怪に会談・・・言い伝えられる摩訶不思議なお話を書き残した人がいました・・・。
興味を持って調べる人もいれば・・・使命感を持って調べる方もいて・・
時間が過ぎれば、貴重な伝統文化が失われ・・・資料としか残らない歴史の足跡になってしまいました・・・。

体で覚える職人の世界・・・
何度も聞いて覚える、歌や落語の世界・・・
一日のほとんどが練習時間で身に付く演奏の世界・・・
個人の能力の差はあっても・・・繰り返す力はどの世界も一緒みたいで・・・
時間が経てば消える事は無く・・・一生の宝物になります・・・。

無くなってしまえば、思い出になっても・・・そこに何があったのか覚えている人が少ないのが・・・
町並みの中に残された古民家・・・
古くは宿場町で・・・陣屋や本陣の置かれた由緒正しい場所も・・・
10年も過ぎれば・・・大通りから外れた寂しいシャッター通りになってしまう・・・
江戸時代にタイムスリップしたような町並みが残る場所で・・・
多くの問題を抱えていても・・・
写真や言葉・・・絵に残す事よりも、時代がそこにあるリアルさが・・・
人の心を動かして・・・次の世代にも受け渡せるのだろうと思います。




コメント
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