暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

顔色

2021年07月30日 | 古民家
 青空に緑の稲がキラキラと光る田園風景・・・
カエルが歌い雨が降り・・・トンボが空を切って風が舞い・・・
アメンボがツイッと飛んで水が踊る・・・
晴れたり曇ったり・・・にわか雨が降って見たり・・・
気まぐれな天気で・・・作物の表情は変わり、不作になれば命にかかわる・・・
日本の各地から・・・世界の良く知らない場所から作物は届いて・・・
食べ物に困らない暮しになって来ました・・・。

冬は作物が育たないので、保存出来る漬物や塩付けした食べ物が郷土料理になり・・・
地域で守られて来た、大切な食文化が育ちました・・・。
どこに行っても同じ食材が手に入れば・・・お腹を空かして泣く子共はいなくても・・・
生きる力になっていた食文化は残せなくなってしまいます・・・。

長雨が続いて・・・日照りが続いて・・・
すべての人を満足させる食文化を守るには・・・自然の力に頼るしか無く・・・
誰もが古民家の暮らしを変えようとして来た流れの中でも・・・
昔から伝えられて来た暮らしの教えは、この先も変わる事が無くて・・・
武骨で地道な教えを、同じように伝えて行く事なんだろうと思います・・・。
豊かさを教えてくれる季節の顔色は・・・なんだか気難しい顔をしたままに見えます。

コメント (2)
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