暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

切る

2021年07月23日 | 古民家
 風を切る・・・
校庭を走り廻っても、少し伸ばし過ぎた髪がバタバタ揺れる・・・
自転車で立ちこぎをして・・・顔を引きつらせながら坂道を下っても・・・
怖さと、洋服が慌てふためくだけで・・・
車から顔を出して、大きく開けた口が・・・あわwww・・・
少しは風を切る事が出来ただろうか・・・。

肩で風を切って歩く・・・あんまりイメージ良くない感じでは無くて・・・
風を切って走る・・・なんだか爽やかな感じが良い・・・
ヨットは、自然の力を利用して風を切っているような気がして・・・
少し気分は良さそうで・・・初めて風を頼りの帆船に乗った人は・・・
風を切って世界に出掛ける時・・・爽やかに感じただろうか・・・。

便利な電動の機械を使わないと、住まい造りが出来ないのは・・・
余計な人件費と・・・時間の掛かる施工を、今更やる必要が無いから・・・
実験や、検証する為に、当時の構法そのまま再現する場面はあっても・・・
あくまでも採算を考える事の無い、調査・保存で・・・
人が暮らす住まいは、失われた技術を再現する場では無いから・・・
でも、本当は・・・時間と共に壊れてしまうモノを使って風を感じているだけで・・・
自然の力で手に入れたモノは・・・ずっとその風を感じられるはずです・・・
地平線の先にどえらいモノがあると夢見て世界に飛んで行った頃から・・・
暮らしを守っていた古民家は、そこにあります・・・。
時間を渡り住み継がれる住まい造りが・・・大きな風を感じられるのかも知れません。


コメント
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