暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

たどり着く

2021年07月20日 | 古民家
 なんにもない・・・まったく何にも無い・・・
いくつも山を越えて、ウロウロと道をたどって・・・
電気も無ければ・・・ガスも無く、水も湧き水を幸せに頂く暮らし・・・
ほったらかしの、自由気ままな場所を求めて・・・人が集まる・・・
命を無くした古民家が・・・そんな人たちを受け入れ、傷ついた心の癒しとして生まれ変わっている・・・。

海の家と言えば・・・ビニールの細いストローの様なゴザが敷かれて・・・
砂がまとわりついて、チクリと居心地悪く・・・
インスタントのカレーライスかラーメン・・・やけに醤油の香りの強いトウモロコシ・・・
少しマシな、イチゴ色のかき氷が・・・夏の定番で・・・
小さなお宿は、個人宅かと思うくらいの間取りと、アットホームなお風呂と食事・・・
海辺まで近くて・・・お宿の前や、砂浜での花火に騙されて・・・
なんだか、毎年恒例になっていた家族旅行も・・・
いつの間にやら・・・遠い記憶になってしまっている・・・。

贅沢な、非日常空間に包まれ・・・経験する事の少ない豪華な食事と夢のようなもてなし・・・
それは、人を引き付ける魅力でも・・・
自分で何かを感じ・・・体で感じて、いつまでも残せるモノを生み出す・・・
知らない誰かや・・・身近な人と造り出し、次の世代にも残せるモノ・・・
泡のように消えて行く時間ほど、魅力的では無いけれど・・・
ツルリと沁み込む・・・穏やかな日々が、幸せなんだと思える暮らしは・・・
みんながたどり着く場所なんだと思います。



コメント
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