暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

痩せる

2021年07月14日 | 古民家
 砂場の小さな輪の中に・・・どれほどの世界が詰まっているのか・・・
子供だましなプラスチックの遊び道具が、赤・青・黄色と並んで・・・
小さなバケツで造った砂の料理が、砂場の縁に並んでいく・・・
もう帰るよ・・・と、声を掛けられても・・・たぶん夕方暗くなるまで遊び続ける勢いでいる・・・。
際限ない子供の興味に探求心は・・・いつ頃薄れてしまったのだろうか・・・。

同じ事を繰り返し、体で覚える・・・
地味なようで、じっくりとゆっくりと沁み込んで・・・体の一部になって行く・・・
それは・・・時間を掛け、いくら泳いでもなかなかたどり着かない遠い道のり・・・。

日本の文化は沢山あるけれど・・・どれも少しづつ忘れられそうになっていて・・・
暮らしの中からも、使われなくなった道具や・・・洋服や食器・・・
人が集まる機会も少なくなれば・・・消えてしまう催事もあって・・・
小さな頃からの好奇心や探求心が育てて来た日本の文化が・・・
ずいぶんと痩せてしまうと・・・
この先に残せる文化は・・・本当に日本の文化と言えるのか・・・
いろいろと、考えてしまいます。


コメント
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