暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

残される

2021年06月15日 | 古民家
 家の前や脇を、側溝の水が流れ・・・
今思えば・・・洗面所や台所の水が流れていた場所もあったと思うけど・・・
靴を脱いで・・・裸足でズンズン歩いて・・・
葉っぱを流して遊んだり・・・笹のお船を流して、どちらが先に3件目の家の前に着くか競い合ったりしていました・・・。
もう少し幅も広く、深い側溝は・・・小さな子供は流されるほどの水量の場所もあって・・・
悲しい事件もあったように聞いてます・・・。

あんきょ・・・とは?
金属やコンクリートの蓋がされた水路の意味で・・・
いろいろな意味が他にもあるのですが・・・
詳しくは・・・調べてみてください・・・。
道路沿いに並ぶ、コンクリートの歩道や・・・
家と家の間にまっすぐ通る・・・鉄板の不思議な通路・・・
車が増えての交通事情に、悲しい事件を防ぐ安全の意味でふさがれてしまった水路もあれば・・・
埋め立てられてしまう水路もあります・・・。
東京が水路の町だったのは江戸時代・・・
今でも名残はあって・・・船が行き交う東京の町は風流だったと思います・・・。

直火に触れる機会が無く・・・抜き身の刃物に当たる経験も少なく・・・
家の廻りでは、水道水くらいしか触れる事は無く・・・
暮らしに中に・・・水の豊かさや、大切さを知る機会は少なくなりました・・・。
豪雨や洪水・・・津波などで、自然の怖さは知っていても・・・
先人の苦労があって、手軽に手に入る水のありがたさを感じてほしいと思います・・・。
危険な場所に・・・汚い場所・・・兄弟や学校の上級生や下級生・・・
教えられ・・・教え・・・学びの受け渡しもありながら・・・
子供の頃、何気ない暮らしの中で自然に触れ合う時間は・・・
ずっと後に開かれるタイムカプセルのように残され、いつの日か開かれ・・・
大切な何かを・・・気付かせてくれるような気がします。

コメント
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