暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

おむすびコロリン

2021年06月10日 | 古民家
 おむすびコロリン・・・コロコロリン・・・スットントン・・・
転がる姿も、いろんな音色が聞こえてきます・・・。
おにぎり、おむすび、握り飯・・・
各地で・・・家庭の呼び方で、表現は違って・・・三角おむすびから俵型や、まんまるおにぎりまで・・・
こんなに楽しい文化は無いと思います・・・。

家庭の味・・・無限の組み合わせがある究極の食事なのに・・・
お母さんのこしらえたおむすびを食べた事の無い子供達いて・・・
コンビニのおにぎりがおいしい・・・そんな言葉も聞こえて来ます・・・。
ぬか漬けのおいしさが、人の手であるように・・・
握り飯のおいしさと魅力は・・・アチアチのご飯を、人の手が握るアナログ・・・
不恰好で・・・塩味が片寄っていたり、具がはみ出していても・・・
こしらえてくれた想いが伝わって来ます・・・。

道具が不ぞろいな時・・・住まいの柱も梁も、木の表面を削るのは人の手でした・・・。
曲がったキュウリが売り物にならない・・・
二股に別れた大根が、不気味だと思われる・・・。
不ぞろいな仕上げも・・・手斧仕上げはすばらしいと、今では美しいと言われ・・・
曲がりくねった丸太は強さの証・・・
その不ぞろいな個性は子供と同じで・・・
生かして、伸ばしてあげるのが・・・大人の役目で、職人の技です・・・。
子供が一生懸命握ってくれた、不ぞろいのおむすびを食べられる優しさと・・・
お母さんが握ってくれた握り飯をほお張る幸せを感じてほしいと思います。

コメント (2)
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