暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

失う

2021年05月10日 | 古民家
 カラカラと風鈴が鳴る音にも・・・耳なれた音があり・・・
風を送る手の・・・団扇や扇子にも、地によく合う色や形があるのだろう・・・。

住いの造りも、本来は地域に合った出来栄えだったろうに・・・
いつの間にか、どこにいても・・・同じ顔の佇まいを眺めるようになって・・・
旅行に行っても・・・ドライブをしても、どんどんと面白みの無さを感じるようになってしまった・・・。

地域再生・・・町づくり・・・関係人口の構築など・・・
元気の無くなった居場所を盛り上げる取り組みの多い中・・・
歴史を振り返れば・・・突然、古い文明は失われ・・・新しい文明が生まれて来たように・・・
いずれは今の暮らしも、消えてしまうような気もします・・・。
古民家の暮らしに別れを告げて・・・豊かな暮らしに走った頃のように・・・
持てる情熱も・・・駆け足でいられる力も少しづつ弱くなって来て・・・
この先の不安を、昔の記憶で紛らわすようになる事の無いように・・・
積み上げて・・・繋いで来た教えや想いを・・・守れる暮らし造りが出来れば良いと思います。









コメント
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