暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

裏方

2021年05月09日 | 古民家
 風光明媚な川でも無く・・・ザンザンと叩く滝の雄大さも無い・・・
ごく近所を流れる、側溝の水の音や・・・
町の中心を突き抜ける・・・気にも留めない川なのに・・・。
知らない街の・・・知らない人が来てみれば・・・
キレイだとか・・・安らげると言いながらも・・・
川を眺めるお宿に泊まり・・・景色を楽しみ、帳が下りて・・・
夜には、せせらぎの水の音で・・・眠れない一夜を過ごす事でしょう・・・。

関東近県・・・少し田舎に移住して、都内に通勤が少し増えて・・・
かなり田舎に移り住む方々も増えて・・・
移住の有り方も、その時の様相を表しています・・・。
移築の考え方も・・・
いい所取りで、欅の柱や檜の梁の一部を使う考え方から・・・
減築してでも、使える部材は極力使う考え方などに変化したり・・・。
立地条件や、費用の面でいろいろと工夫が出来るのも・・・
この所の、古民家ブームの影響があると思います・・・。

それにしても・・・埃まみれに、腐食や埃・・・古釘の始末に解体の手間・・・。
何が楽しくて・・・しなくても良い苦労に足を向けるのか・・・?
仕上がりの美しい姿・・・当時の贅沢を絵に描いたような立派な古民家だけを見ていれば・・・
理想と妄想が膨らんで・・・地元の人にも、家主さんにも見放され・・・
本当に捨てられそうな古民家の再生の姿を見れば・・・
好きでなければ出来ない仕事で・・・愛していなければ、そこで暮らす大変さに負けてしまうと思います・・・。
きらびやかな表舞台だけを見ないで・・・裏方の姿にも興味を持って頂ければと思います。



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