暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

痛み

2021年04月13日 | 古民家
 魚は傷みを感じるのでしょうか・・・?
犬や猫・・・動物は、痛みを感じていると思う顔つきや、動きをしているように見える気がしますが・・・
花や木は・・・切られても、プリプリと怒ったりはしてない様子・・・。
吊り上げられた魚は・・・ビチビチと派手に踊る姿で、もがいているけれど・・・
表情に出ないから・・・申し訳ないけれど、サラリと包丁を入れてしまいます・・・。

盆栽で年代物は・・・100年・400年と、人の歴史を見続けて来た、ご長寿もご健在の様で・・・
鎮守の森や国立公園の中には・・・1000年を超える木々が、しっとりと息をしています・・・。
命あるものすべてが、意思疎通出来るなら・・・どんなに豊かな暮らしになるのだろうと思うけれど・・・
我が物顔で社会を築いて来た人の暮らしを・・・一緒に暮らす仲間たちは、冷めた目で見ているのかも知れない・・・。

いろんなモノを頂きながら・・・助けを借りながらの暮らしは・・・
すべてに感謝して、みんなが痛みを分かち合いながら・・・なんとか暮らしているのだろう、と・・・
少し前には、謙虚な姿があったように思います・・・。
石にも川の水にも・・・体を包む空気にも・・・
すべてに心が宿る、暖かな先人の想いは・・・
暮らしの豊かさを、育ててくれたんだと思います。


コメント (2)
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