暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

はりぼて

2021年04月04日 | 古民家
 下宿の生活と、民泊とは・・・装いが違うのかも知れないけれど・・・
大家さんやまかないさんがいての暮らしは・・・
窮屈なようで安心出来て・・・なんだかほのぼのとした毎日が遅れるような気がする・・・。

就職で・・・転勤で・・・新しい生活が始まる気持ちは、時代で変わるはずも無く・・・
胸のあたりがチクチクとする感覚は、誰もが感じていると思っています・・・。
田舎の狭い世界では・・・真新しい時間は少なくて、転校生や新任の先生・・・
親戚のおばさんやおじさんが来た日の興奮は・・・盆暮れが一緒に来るほど一大事でした・・・。

3世帯が暮らす大家族の暮らしは息をひそめ・・・
庭付の大きな家は・・・寂しく冷たい風が通り過ぎて行きます・・・。
人の手助けが無ければ、暮らしに豊かさを失う場所が沢山あったのに・・・
人との関わりから遠ざかるような暮らしが増えて・・・
派手に着飾った作り物のお店の様に・・・裏に回れば、張りぼての作りが寂しく見えて来ます・・・。
人や自然に囲まれ・・・誰れかが見ていてくれる暮らしに、心は和み育まれ・・・
次も・・・その次の時代にも、引き継がれる暮らし方が生まれるのだろうと思います。



コメント
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