暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

小さな公園

2021年03月23日 | 古民家
 大人の目で見れば・・・猫の額ほどの広さの公園・・・
小さな子供には、毎日でも遊びに行きたい場所・・・いつまでも飽きないで楽しめる遊び場・・・。
砂場にジャングルジムに滑り台・・・
一日遊ぶには、何もない砂場を見つめ・・・
お尻も入らないほどの細い滑り台に、過ぎた時間の重さを感じて・・・
体が知恵の輪みたで、中に入る事も出来ないジャングルジムに目を回して・・・。

サーカスや遊園地遊んだ記憶が無い訳でも無いのに・・・
思い出すのは近くの公園で・・・。
旅行に行って海で泳ぎ、電車に乗って駅弁を食べる・・・家族と過ごす時間が大切だと知っていても・・・
毎日遊ぶ、近所の裏道に・・・いつも怖そうに縁側に座るおばあさんや・・・
何かと声を掛けて来るおじいさんの顔が、頭を揺らして・・・。
特別な思い出が残るよりも・・・毎日の一喜一憂が、素晴らしい経験だと思う・・・。

特別豪華でも・・・汚くも無い、安心できるおうちに暮らす・・・。
平凡な暮らしが楽しく続いて・・・怒られながら、悲しみながら・・・
ブツクサと言い訳しながら過ごす毎日が・・・つまらなく思えても・・・
砂場やジャングルジムに滑り台があれば最高の気分だったように・・・
変わらず身近にある場所が・・・安心できる居場所を造ってくれます・・・。
古民家にも、そんな空間造りが出来るんだろうと思います。


コメント
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