暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

見え過ぎ

2021年01月29日 | 古民家
 なんでも見え過ぎは良くないような気がして・・・
近視に遠視・・・老眼・乱視、などなど・・・
たぶん、肉眼で見えている世界は意外に狭く・おぼろげで・・・
4Kや8Kの画面を見ると・・・拡大鏡で、まじまじ見るほどの景色が広がり・・・
女優ミラーなる代物は・・・見てはいけないモノを見ているような気になる・・・。

アナログな世界が昭和以前にはあって・・・あいまいな暮らしが、今思えば心地良く・・・
情報が波のように押し寄せ・・・新しい情報のやり取りに少しお疲れな気分・・・。
いつ聞いてもお笑いは・・・単純な程、こみ上げて来る面白さがあるように・・・
昔からある暮らしが・・・落ち着いて、安らげる時間を過ごせるのかも知れません・・・。

畳の部屋があれば・・・グルンと寝転びたくなる・・・。
長い板の間があって、お日様が差し込めば・・・窓の外を見ながら立ち留まって・・・ホッコリ・・・。
足の裏に木肌を感じ・・・ヒタヒタ受け止めるやさしいさは・・・
杉や檜の自然乾燥された床材だから感じる感触・・・。
人の手が造った、曖昧さが生む暮らしは・・・
少しぼんやりした世界の中の暮らし・・・
見え過ぎない事が、暖かさを造っているような気がします。




コメント
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