暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

まんまる坊主

2021年01月25日 | 古民家
 洗濯モノがパラりと風をかわして・・・
軒を彩る干し柿は・・・景色を染めて・・・
田ンぼに立つ稲穂の列は・・・人の暮らしを造ります・・・。
日本の風景に・・・何かしらを吊るす文化があって・・・
天日に干す仕草は・・・どこにでもあった景色で・・・
日本の暮らしを豊かにして来た、伝統の文化そのものなのかもしれない・・・。

古民家の軒の深さには理由があり・・・
漆喰の壁や板壁を・・・雨から守る意味もあれば・・・
夏と冬の日差しを調整して・・・効果的に温かさや、明りを部屋に取り入れる工夫であり・・・
井戸端会議や野良仕事・・・洗濯物をたたんだり・・・居眠りをする広縁を、雨の日でも快適に過ごす空間を造る大切な役割を守っていました・・・。

まんまる坊主が軒にぶら下がる・・・あどけない場所を見る機会が少ないのは・・・
大きな屋根に、深い軒が見当たらない・・・
つまらない住まい作りに・・・大きな原因があるのかどうか・・・?
大きく気候が変わる時代に・・・暮らしの有り様も変わりました・・・。
懐かしい風景を、言葉や写真だけで見聞きする事の無い・・・
豊かな暮らしでいたいと思います。
コメント
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